【AIで創作】Gemini『Storybook』でハンターハンターのifストーリーを作ってみた結果…

Gemini Storybookで生成したHUNTER×HUNTERのifストーリーを表現したアイキャッチ画像。右側に百式観音をまとったメルエム、左側にGoogle AI Studioの操作画面を配置し、AI創作のインパクトと再現性を両立させている。 AI入門・Gemini入門
HUNTER×HUNTERのifストーリーをGeminiで生成。AIによる迫力の“創造”と、実際の操作画面を両立させたアイキャッチ

もしも、ハンターハンターの”あの展開”が違ったら…?

漫画好きなら誰もが一度は考えたことがあるはずです。
「もし、あの場面の展開が違っていたら──?」

私もその一人で、特に『HUNTER×HUNTER』は年に一度は1巻から読み返すほど大好きな作品です。
1998年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、いまだ未完結のこの作品は、休載が多いこともあり、続きがどうなるのか、ファンの間で数えきれないほどの考察や“もしも”ストーリーが語られてきました。

「もし、このキャラが別の選択をしていたら…」
「もし、あの戦いの結末が違っていたら…」

そんな“ifストーリー”を、AIが絵本のように形にしてくれるとしたらどうでしょう?

実は、Googleの最新AI Geminiの「Storybook」機能 を使うことで、その妄想がまさに物語として具現化されるんです。
一度の生成で10ページ分の文章とイラストが作られ、しかもイラストのタッチがキャラの雰囲気に意外とマッチしていて驚かされました。

本記事では、

  • Gemini Storybookの魅力と使い方
  • 実際に“HUNTER×HUNTER ifストーリー”を生成してみた結果
  • 誰でも簡単にAIで創作を楽しむコツ

を紹介していきます。

そして最後にお伝えしておきたいのは──
「AIが生み出した予想外すぎる展開に、思わず声を出して笑ってしまった」ということ。

あなたもきっと、AI創作の可能性と面白さに驚くはずです。

今回の主役!Geminiの『Storybook』機能とは?

一言で言うと?

テキストを入力するだけで、AIが文章+イラストで「絵本風ストーリー今回ご紹介するGeminiの「Storybook」機能は、テキストを入力するだけでAIが文章とイラストを組み合わせた “絵本風ストーリー” を自動生成してくれる、まさに妄想を形にする魔法のツールです。
「〇〇が△△する話」といったシンプルなアイデアを投げかけるだけで、数分後には物語が完成してしまいます。

Storybookのすごいポイント

  • 専門知識は一切不要
    文章が苦手でも絵が描けなくても問題なし。必要なのはあなたの「妄想」だけ。
  • 爆速で生成(数分で完成)
    コーヒーを淹れている間に、10ページ構成の物語が出来上がります。アイデアを次々と試せるスピード感が魅力。
  • アイデアの壁打ち相手になる
    「この設定どうかな?」と試すと、AIが思わぬ方向へ物語を広げてくれます。一人で考えるより発想が豊かに。

使い方(簡単な手順)

  1. Google AI Studioを開く
  2. 使い方(簡単3ステップ)
  3. Google AI Studioを開く
    ※Googleアカウントでログインが必要です。
  4. テキストでお題を入力
    例:「ハンターハンターのifストーリーを書いて」
  5. 生成ボタンをクリックして待つだけ!
    数分であなただけの絵本形式ストーリーが完成します。

【実演レビュー】Gemini Storybookでハンターハンターのifストーリーを生成してみた」

お題設定

今回AIに投げかけたお題は──
「伝説の戦い──ネテロ vs メルエム。
もし、この死闘でメルエムが勝利し、ネテロの能力を吸収して人類へ侵略を始めたら?」

原作では、命を賭したネテロの「零の手」と薔薇の爆発が、唯一メルエムを止める手段でした。
しかしもし、あの結末が逆だったら…。
人類最強の力を取り込んだ王が、全世界へと歩を進めたら──。

ファンなら一度は考えたことがある「最悪のif展開」を、AIに委ねてみました。

プロンプト全公開

ハンター×ハンターの世界観・設定を尊重しつつ、ifストーリーを書いてください。

もしも、ネテロ会長と蟻の王メルエムの戦いで、メルエムが勝利し、
ネテロ会長の能力を吸収して世界への侵略を始めたら──という展開です。

・メルエムは威厳と知性を持ちながら、冷酷さも強調してください。
・戦闘描写はシリアスで迫力を持たせてください。
・ハンター協会に残された者たちは、一丸となってメルエムに立ち向かいます。
・物語は絵本風にページごとに展開してください。
・最後に、AIならではの予想外の結末を提示してください。

ポイントは「キャラの雰囲気を残しつつ、AIならではの解釈を期待する」こと。

生成結果の公開

Gemini Storybookで生成されたハンターハンターのifストーリー。メルエムの足のデザインがページごとに異なる例。
AIならではの“作画崩壊”:ページごとに変わるメルエムの足

生成結果(抜粋)

AIが描いた10ページ構成の物語はこう展開されました。

  1. ネテロとメルエムの死闘、しかし勝者は王。
  2. ネテロの百式観音を吸収し、進化するメルエム。
  3. 王の宣言「新しい秩序を築く」。
  4. 世界に広がる混乱と絶望。
  5. ハンター協会が一致団結して抵抗。
  6. 精鋭たちが立ち向かうも圧倒的な力に押される。
  7. 絶望的な戦況。
  8. 一人の新世代ハンターが光明を見せる。
  9. 世界の未来を託す選択の物語へ。
  10. 結末:人類と蟻の“融合による新秩序”を提案するメルエム
Gemini Storybookで生成されたHUNTER×HUNTER ifストーリー。1ページ目はネテロとメルエムの戦いの始まり、最終ページではジンが光の門を前に人類と蟻の融合という新秩序を示唆する結末が描かれている。
Gemini Storybookで生成したHUNTER×HUNTER ifストーリーの冒頭と結末。物語の始まりから、AIならではの衝撃的なラストまでを一気に体感できる

冒頭からラストまで、AIが描いた一連の流れがこのように表現されました

実況&ツッコミ(実際の読後感)

  • 「ネテロの“百式観音”を完全コピーするメルエム…これは鳥肌!」
  • 「セリフの雰囲気が想像以上に原作っぽい!」
  • 「イラストはかっこいいけど、ページごとに足のデザインが変わるのはAIあるある(笑)」

衝撃の結末

メルエムは世界を破壊せず、「人類と蟻の融合による新秩序」を掲げました。
原作のテーマ「共存」に通じつつも、全く新しい切り口。

「これぞAIの創造力!」 と思わせる、意外性たっぷりのラストでした。

やってみて分かった!Storybookを120%楽しむコツと注意点

ハンターハンターのifストーリーを実際に作ってみて、「ここを押さえると面白さが倍増する!」という発見がありました。
ここでは、これからStorybookを試すあなたに向けて、僕が掴んだ 神プロンプトのコツ・失敗例・応用アイデア・注意点 をまとめます。

AIの性能を120%引き出す「神プロンプト」のコツ

Storybookは指示(プロンプト)の出し方ひとつで、物語のクオリティが劇的に変わります。特に効果的だったのはこの3つです。

  • キャラの性格や雰囲気を“文章”で指定する
    AIはセリフや語り口は比較的再現しやすい一方で、ビジュアルはどうしてもブレが出やすいです。
    (今回もメルエムの言動はそれっぽく表現されましたが、顔が“リアルな蟻”になったり、足のデザインがページごとに変わるなどの揺れがありました。)
  • 意外な単語で“化学反応”を狙う
    (例:「もしネテロがスマホを持っていたら」など、異物を混ぜるとAIが面白い展開に仕立ててくれる)
  • ページ形式は自動で生成される
    Storybookでは一度に約10ページの物語が出力される仕組みになっています。
    そのため特別な指示を出さなくても、自然に“絵本感”のある展開が楽しめます。

【要注意】やってしまいがちな「残念プロンプト」例

逆に「これはイマイチだった…」という失敗もありました。

  • 指示が大雑把すぎる
    「HUNTER×HUNTERのifストーリーを書いてください」だけではキャラが崩壊。
  • 抽象的な表現を使った
    「かっこいい戦闘を」「感動的な結末を」など曖昧な指示では、展開が薄味に。
  • 設定を詰め込みすぎる
    あれもこれもと条件を盛り込みすぎると、ストーリーが散らかって破綻。

▶ 成功の秘訣は 「譲れない部分は具体的に、あとはシンプルに」
AIを信頼しつつ、物語の舵取りは自分で行う意識が大切です。

アイデアは無限大!Storybookの応用例

ハンターハンター以外でも、Storybookは色んな場面で活用できます。

  • 他の作品で試すなら
    • ワンピースで「もしシャンクスが悪魔の実を食べたら」
    • 鬼滅の刃で「もし無惨が太陽を克服したら」
  • 実用的な使い方
    • 子どもの寝かしつけ用オリジナル絵本
    • ブログ記事やプレゼンのアイキャッチネタ

著作権&倫理の注意

楽しい機能ですが、忘れてはいけないポイントもあります。

  • 二次創作を公開するなら著作権に配慮を。
  • 生成物をそのまま商用利用するのはリスクあり。
  • あくまで 「楽しむ」「学ぶ」「練習」 のスタンスがおすすめです。

▶ Storybookは、正しく使えば あなたの妄想を“創作体験”に進化させる最高の相棒
今日からぜひ、自分だけのifストーリーを生み出してみてください!

まとめ:AIは、あなたの「妄想」を形にする最高の相棒だった

今回、GeminiのStorybook機能を使って
「もしも、ネテロとの死闘でメルエムが勝利し、その能力を吸収してしまったら」
という、ファンなら一度は想像したことがある“最悪のifストーリー”を創作してみました。

その体験から得られた発見は、想像以上に大きなものでした。

AIの性能

簡単な指示だけで、原作の雰囲気を捉えたセリフ回しや、
「メルエムがネテロの百式観音を吸収する」という鳥肌モノの展開を提示してくれました。

AIのユニークさ

一方で、ページごとにメルエムの足のデザインが変わったり、顔が“本物の蟻”寄りになったりするなど、
AIならではの“作画崩壊”も。
ですがそれは逆に、人間にはない意外な面白さを与えてくれました。

AIの創造力

そして結末は単なる破壊ではなく、
「人類と蟻の融合による新秩序」という、原作のテーマ「共存」にも通じる深い解釈。
これはまさに、AIだからこそ生まれた意外で新しい答えでした。

この一連の体験を通して確信したのは、
「AIは便利な道具にとどまらず、発想を広げてくれる最高の創作パートナーだ」ということ。

自分ひとりでは決して辿り着けなかった展開や斜め上の解釈に出会えるのは、
AIで「妄想」を「創作体験」へと進化させる最大の醍醐味です。

もちろん、著作権や利用ルールへの配慮は欠かせません。
ですが、個人の楽しみや学びの範囲で使うなら、AIはあなたの可能性を無限に広げてくれるはずです。

Gemini AI Labから

もし面白いifストーリーができたら…

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